【パパ目線の出産レポート③】分娩室へ着いてから出産
・出産を迎える「パパ」はどのような心持で挑めばいいの?
・事前に準備できることはあるの?
これからお子さんを迎えようとする、世の男性の皆様。ちょっぴり不安ですよね。
そんな皆様のために、このレポートでは、「あれをしておけば良かった」「準備をしておいて良かった」等、感じたことを失敗談を交えてまとめております。
出産(の状況)を経験した「パパ」が贈る、壮大なるレポート。是非参考にしてください。
今回は分娩室に入ってから、いよいよ出産を迎えるまでをお話しさせていただきます。
出産レポート~分娩室で出産立ち合い~
【ポイント】「パパができることは限られる。声かけとお水サポート」
・女性は出産でかなりの水分を奪われます。お水はストローをさして、いつでも渡せるように準備。声をかけたり、手を握ったり、男性ができることは精一杯やりましょう!
今振り返っても、この分娩室での記憶はただ一つ。
「男性の無力さを痛切に感じる時間」
男性を決して卑下するつもりはないですし、無力なんかじゃない!という方に反論はしませんが、少なくとも私は、そう思います。
女性が産まないと赤ちゃんはこの世に存在しない。つまりは人類が滅亡する。(決して言い過ぎではないように思います)こればかりは女性に頭が上がりません。「女性は偉大」だと本当に思いました。
さて、肝心の分娩室での状況ですが、、、、あまり覚えていないです(笑)
覚えていることは、
・「水が欲しい!」と言われたら、ストロー付きのお水を渡していたこと。分娩室では、ほとんど横たわるので、ストローがある方が断然飲みやすいです。
・「脚を支えて!」と言われたら、すぐにサポートしていたこと
・手を握ったり、声をかけたりしたこと
くらいです。
独特の張りつめた雰囲気で気を張っていたのだと思います。
あと、時間が進むスピードが異常に早かった記憶があります。「え?もう1時間経ったの?」という感じです。
出産方法など技術的(?)なポイントについては、他の方のブログに任せますが、助産師さんのアドバイス通りに行う事、これが一番だと思います。
分娩室での格闘から4時間ほど経って、ようやく赤ちゃんの頭が見えてきました。
あ、一つ言い忘れてましたが、私は血とかBloody的なアレはダメなタイプです。映画とかでも目を閉じてしまいます。
もしそんなパパがこれを見ていたら、アドバイスは一つ。
「奥さんの顔を凝視すること」
一点を見つめると横の視界が狭くなりますよね、アレです。ひたすら見てください。
そうすると、こんな疑問がわいてきますよね。
「赤ちゃんの頭が出てくるときはどうすんの?」と。
回答は、「出てくる正面から見ない」です。そもそもそんな立ち位置があるのかは分かりませんが。
一応、分娩室での立ち位置をお話しすると、私は横たわる奥さんの頭側にいて、脚側には助産師さん。つまり、赤ちゃんが出てくるときは、横の視界に入るか入らないかの位置でゆっくり見ればいいのです。
何のアドバイスなんだと書きながら思っていますが、続けましょう。
頭が出てきてからは、比較的すぐに体全体が出てきます。
頭が出てきた時、赤ちゃんの頭がすごく小さく長く見えたので、後日調べたら、産道を通る為に赤ちゃん自らの頭を小さくすることができるそうなんです。
これを、児頭の広形機能(骨重積)と言います。赤ちゃんの体の中で一番大きいのは頭ですからね。ほんとに、人体って不思議です。生後1週間くらいで元に戻っていきます。
分娩室に入って5時間でついに産まれました。感動するや否や、先生や助産師さんがあわただしく動きます。呼吸をするように背中や足の裏をたたいて刺激していました。
産まれてすぐに泣かなかったのでちょっと不安になったのを覚えています。産まれてうれしいの、その感情を怖い/心配が上回るという感じです。
1分ほど経って、声を出しました。小さいながらもしっかりと泣いていましたね。そのまま体重を図り、ママの元へ渡されます。これが赤ちゃん(とママ)にとって大事なんですって。私もそのまま抱っこして助産師さんに写真を撮っていただきました。
約2,900gだったので、ほんとに小さいなと感じました。
病院によってはダメかもしれませんが、事前にカメラ等持ち込みがOKか確認して準備するのもいいですね。貴重な写真になりますよ!
ざっと書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?人生において、本当に素晴らしく、また貴重な経験をすることができました。奥さんにも感謝です。
ラッキーなことに、このコロナ禍において出産に立ち会うことができました。立ち合いについては最初は少し不安がありましたが立ち会って良かったと思っております。
今生後5か月になりますが、まだしっかりとしたパパにはなれておりません。奥さんと試行錯誤しつつ、子ども共々、少しずつ成長しております。
産まれてからの生活については、別途また記事にしたいと思いますので、是非お読みください。
ではでは!